リモートワークのメリットと引換えに『失ってはいけない3つのこと』
こんにちは、体験入社事務局です。
「リモートワークのメリットと引換えに『失ってはいけない3つのこと』」をご覧いただきありがとうございます。
新型コロナウイルス対策で緊急事態宣言が発動され、急遽リモートワークに切り替えている企業が増加しています。
そんな中、満員電車でオフィスに出社していた時と比較し、リモートワークのメリットを感じている方も多いのではないでしょうか?
確かに、リモートワークには多くのメリットがあります。
しかし、メリットと引換えに『失ってはいけない3つのこと』があります。
今回は、心理学をもとに「リモートワークのメリットと引換えに『失ってはいけない3つのこと』」を紹介いたします。
目次
▶ リモートワークのメリット
▶ メリットと引換えに『失ってはいけない3つのこと』
■リモートワークのメリット
まず、リモートワークのメリットについて整理したいと思います。
・通勤時間、通勤ストレスがなくなる
・無駄な会議がなくなる
・自分のペースで仕事がしやすい
・リラックスした服装で働ける
・家族やプライベートの時間を多く確保できる など
このようにリモートワークには、オフィスに出社して働くことに比べ、多くのメリットがあります。
そんな中、新型コロナウイルス収束後もリモートワークの活用を検討している企業が増えています。
米国のビジネス誌「FAST COMPANY」によると、Microsoft、Facebook、Trend Microなどの世界を代表する企業の幹部たちは次のような考えを示しています。
Facebookメッセンジャー担当副社長、スタン・チュドノフスキー氏によると
人々がテクノロジーを使用して、愛する人と質の高い時間を過ごし、ビジネスに従事し、
仕事を行う方法が根本的に新しい常態に移行していくとの考えを示しています。
Trend Micro CEO、エヴァ・チェン氏は、
大きなオフィスを持つという概念を捨て、クラスターオフィスで働くというモデルに移行し、
企業の「本社」はクラウド内に配置されていくとの考えを示しています。
※引用元:FAST COMPANY「All the things COVID-19 will change forever, according to 30 top experts」
リモートワークのメリットを体験したことにより、
新型コロナウイルス収束後もリモートワークが活用されることが考えられます。
しかし、リモートワークのメリットと引換えに『失ってはいけない3つのこと』があります。
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■メリットと引換えに『失ってはいけない3つのこと』
実は、リモートワークのメリットと引換えに
人間にとって大切な要素が失われる可能性があります。それは次の3つです。
・失ってはいけない3つのこと
【1】所属と繋がりの欲求満足
【2】承認欲求の満足
【3】歩行による脳と健康への効果
それでは、詳細について説明いたします。
【1】所属と繋がりの欲求満足
リモートワークで「寂しさ」を感じたことはありませんか?
リモートワークによる「寂しさ」には原因があります。
オフィスに出社していた時には満たされていた「所属と繋がりの欲求」の満足不足が原因です。
「所属と繋がりの欲求」が満たされず「寂しさ」を継続的に感じる状態は、
仕事のパフォーマンスを大きく低下させる要因になります。
その理由は、心理学者のA.H.マズロー氏の「欲求5段階説」により考えられます。
【欲求5段階説とは?】
①生理的欲求
生命を維持するための本能的な欲求
→食欲、睡眠欲、性欲など
②安全欲求
安心・安全な暮らしへの欲求
→暮らしの安定、経済の安定、健康の安定
③所属と愛の欲求
生理的欲求と安全欲求の両方が満たされると現れる繋がりの欲求
→社会・会社・友人との繋がり、家族・恋人との愛
④承認欲求
自己に対する承認、他者からの承認に対する欲求
→自己成長・達成欲、他者からの承認欲
⑤自己実現の欲求
以上4つの欲求がすべて満たされたとしても、人は自分に適していることをしていない限り欲求が満たされません
→自分の持つ能力を発揮して自分らしさを表現したいという欲求
① → ② → ③ → ④ → ⑤ の順番で1つの欲求が満たされると、
次の欲求を満たそうと欲求のレベルが高まっていきます。
つまり、「③所属と愛の欲求」が満たされないと、高次元の欲求を満たすことが難しくなります。
高次元の欲求が満たされることで、仕事のパフォーマンスも高まるので、
「所属と繋がりの欲求」が満たされず「寂しさ」を継続的に感じる状態は、
仕事のパフォーマンスを大きく低下させる要因になります。
【解決方法は?】
繋がりの機会を意図的につくることです。
実は、オフィスに出社していた時には、無駄と感じていた通勤電車や無駄な会議にも「所属と繋がりの欲求」を満たす要素がありました。
・通勤電車→社会との繋がり
・無駄な会議→会社、一緒に働くメンバーとの繋がり
では、リモートワークで繋がりの機会をつくる方法を紹介したいと思います。
・オンラインランチの実施
・チャットのチャンネルで「雑談チャンネル」をつくる
・1日最低3回(始業時、昼休み後、終業前)、チームメンバーとの顔合わせの機会をつくる など
【2】承認欲求の満足
リモートワークでは、オフィスに出社していた時と比べ
同僚や上司から褒められる機会は、どのように変化していますか?
心理学者のフレデリック・ハーズバーグ氏の「二要因理論」では、仕事の満足をもたらす要因として、
自分の仕事が上司や同僚、お客様から認められた時に得られる「承認」が重要であると証明されています。
また、「【1】所属と繋がりの欲求満足」でもお伝えした
A.H.マズロー氏の「欲求5段階説」からも「承認欲求の満足」が重要であることが考えられます。
オフィスに出社していた時は、次の機会により「承認欲求の満足」が満たされていました。
・日常のオフィスでの何気ない会話からの称賛
・表彰制度による称賛
・上司との1on1での称賛 など
リモートワークでは、このような機会が減少します。
【解決方法は?】
承認機会を意図的につくることです。
リモートワークで承認機会をつくる方法を紹介したいと思います。
・1日の振返りをチームで行い、よかった所を褒め合う称賛タイムをつくる
・リモートでも上司との1on1を実施
・リモートでも表彰制度を実施
称賛は、より多くの人前でするほど効果が高まります。
リモートでも表彰制度を実施することをおすすめします。
・生の声による称賛
チャットで褒めることもできますが、生の声による称賛の効果の方が高いです。
称賛の対象が発生したら、電話などで生の声で称賛しましょう。 など
【3】歩行による脳と健康への効果
リモートワークにより通勤がなくなり、歩行が減少します。
厚生労働省「平成30年国民健康・栄養調査結果」によると、1日あたりの平均歩数は男性で6,794歩・女性で5,942歩です。
家から駅、駅からオフィス、オフィス内での歩行、ランチなど
オフィスに出社していた時は、気付かないうちに約6,000〜7,000歩は歩行しています。
リモートワークにより、この歩数が大幅に減少します。
歩行による科学的効果は次の内容が明らかになっています。
・認知機能の向上効果
東京都健康長寿医療センター研究所、自律神経機能研究室によると、
歩行により大脳皮質の血流増加し、認知機能が向上することが明らかになっています。
・ストレス発散などのリラックス効果
・代謝向上による健康効果
この中で、仕事のパフォーマンスに大きい影響を及ぼすのが、認知機能の向上効果です。
リモートワークにより、歩行が大幅に減少した場合、
「思考力」「判断力」「理解力」などの認知機能に影響が及び、仕事のパフォーマンスが低下する可能性が高まります。
【解決方法は?】
歩行の時間をつくることです。
1分間の平均歩数は100歩です。
オフィスに出社していた時の歩数を確保するためには、1日60分の歩行が必要です。
具体的には次のことをおすすめします。
・毎朝、家から駅までを往復する、もしくは同等の距離を歩く
・昼食後、終業後に約20分歩く
■最後に
リモートワークのメリットを体験したことにより、
オフィスへの出社には、無駄が多かったと感じているかもしれません。
しかし、オフィスへ出社して仕事をすることで、
人間にとって大切な要素「所属と繋がりの欲求満足」「承認欲求の満足」「歩行による脳と健康への効果」が満たされやすいメリットもありました。
新型コロナウイルスが収束した後、オフィスへの出社とリモートワークの併用が推進されることが考えられます。
オフィスへの出社、リモートワーク、働き方が変化しても、人間が仕事から感じる本質的な喜びは変化しません。
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