職務経歴書書き方

こんにちは、体験入社事務局です。
転職活動に必要な職務経歴書。職務経歴書を記載する際のポイントがわからない方も多いと思います。
そこで今回は、採用担当者からの目線でポイントをご紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてみてください。

履歴書と職務経歴書の違いとは?

〈採用担当より〉
職務経歴書に書かれた内容を面接で質問されるケースがほとんどですので、企業から質問される事を想定して、書類作成に臨みましょう。

〈履歴書〉
学歴・職歴・資格や本人の希望など、最低限の情報を伝えるための書類

〈職務経歴書〉
実務能力や経験、スキル情報等の仕事に使えるスキルをアピールする書類

職務経歴書でポイントになる項目とは?

〈採用担当より〉
【1位】職務要約
最初に記載される重要なポイントです。大切な理由は、ここで記載されている内容が第一印象になるからです。初めて会う人の印象は第一印象で決まったことはありませんでしょうか?職務経歴書も一緒です。いかに職務要約で良い第一印象を与えられるかが重要になります。成果や行動の結果を数字で具体的に記載し、200~300文字で記載することがポイントです。

~記載例(営業職)~
〇〇株式会社に新卒入社して〇年、法人向け営業職として大手クライアントを対象に、自社サービスの新規開拓営業に取り組んで来ました。◯年で約◯◯社、約◯◯◯◯万円の売上創出に貢献しました。新規開拓営業だけでなく、開拓後の既存顧客のフォロー活動にも力を入れており、約◯◯%のリピート率を実現しております。現在は営業チームのリーダーとして、5名の部下育成にも取り組んでおります。昨年度は年間表彰において優秀チーム賞として、表彰される機会をいただきました。今後はさらなる成長をして、貴社に貢献したいと考えております。

【2位】職務経歴
〈採用担当より〉
一番スペースを取るのが、この職務内容の部分です。スペースを取るので箇条書きでわかりやすく記載するのがポイントです。成果を数字で具体的に記載しましょう。売上実績を記載する場合はその、目標・実績・達成率を記載、表彰歴がある場合は、表彰内容と表彰にあたっての検討対象者が何名いたか(例:営業100名中3位)、役職経験がある場合は、役職内容と役職において具体的にどのような成果を出したかを記載することがポイントになります。面接時は成果、表彰については、なぜ?結果を出せたかをわかりやすく説明できるように準備をしましょう。

~記載例(営業職)~
〈勤務先情報〉
◯◯株式会社(2014年4月~2018年3月)
事業内容:ソフトウェア・サービス事業 、情報処理機器販売事業
従業員数:500名
雇用形態:正社員
役職:チームリーダー

〈職歴内容〉
法人営業(2014年年4月~現在)

[所属歴] 2014年4月 入社、営業部に配属
2017年4月 チームリーダーに昇格

[取り扱い商材] ERPパッケージ

[担当クライント概要] ・対象エリア:神奈川県(約30社担当)
・対象業種:製造業・小売など
・新規既存:新規顧客50%・既存顧客50%

[業務内容] ・新規顧客開拓(電話でのアポイント獲得、訪問、ヒアリング)
・既存顧客フォロー(現状の確認、新ソリューションの提案)
・企画立案、提案、プレゼンテーション
・見積り作成
・納品手配、納品管理

[チームマネジメント] 3名のメンバーのマネジメント
プレイングマネージャーとして営業とマネジメントを実施

[売上実績] ・個人
2017年度:目標3,500万円/実績4,400万円(達成率 125%)
2016年度:目標3,000万円/実績3,450万円(達成率 115%)
2015年度:目標2,500万円/実績2,300万円(達成率 92%)
2014年度:目標1,500万円/実績1,760万円(達成率 117%)
・チーム
2017年度:目標1億500万円/実績1億1,000万円(達成率 104%)

[表彰実績] 2017年度:最優秀チーム賞(10チーム中1位)

[アピールポイント] ・新規開拓
売上目標のうち新規開拓による売上比率を自ら決め、新規開拓による売上目標を達成するめに必要なKPIを設定しました。「提案数」、「訪問数」、「テレアポ架電数」です。その進捗を毎日管理し、進捗が悪い時は早めに行動修正することに目標達成を実現しています。
・既存フォロー
売上目標のうち既存フォローによる売上比率を自ら決めました。リレーションの構築が重要な要素だったため、売上の上位20%のクライアントに対しては、毎週1回の訪問を行い、クライアントの状況変化をリアルタイムに把握し、状況にあわせてソリューションの提案し目標達成を実現しています。
新規開拓による売上目標を達成するめに必要なKPIを設定しました。
・チームマネジメント
自身の営業活動の経験から、「提案数」、「訪問数」、「テレアポ架電数」のKPI管理が重要であると実感しています。そのため、メンバー全員のKPIを可視化し毎日管理し、進捗が悪い時は早めに状況を察知しメンバーへのアドバイスを行っております。

【3位】志望動機
〈採用担当より〉
最後の記載が志望動機になります。職務要約・職務経歴では具体的な内容、数字の記載により「論理的」に納得をします。最後に志望動機で、「情熱・想い」により採用担当者の心を動かすことがポイントです。そのため、なぜ?その会社・職種・業界を志望しているかを経験やエピソードを盛り込み「情熱・想い」を伝えられると良いです。人は最後「情熱・想い」によって心を動かされます。

~記載例(営業職)~
現職ではERPパッケージの法人営業を通じて、IT知識、クライアント開拓能力、既存クライントの売上成長の3つを身につけました。今後は自身のスキルを活かし、より世の中に貢献をしたいという強い想いがあります。理由としては、現職では売上結果が出た時の他に、お客様の役に立ち心から喜んでいただいた時や、担当業界が我々のERPパッケージを通じて成長している時に大きな喜びを感じるからです。人のため世の中のため、私にとっては大きなモチベーションです。貴社であれば、現職以上に大きなプロジェクトや、お客様視点を徹底している経営方針を通じて、モチベーション高く働き高い結果を出せると考え、強い想いで貴社を志望いたしました。

〈基本的な項目について〉
・職務要約
・職務経歴
会社概要
職務に携わった期間
所属部署・役職(異動、昇進歴など)
具体的な職務内容
実績(成果)
表彰歴
取組内容
・保有資格
・志望動機

「PC」「手書き」、どちらで作成した方が良い?

〈採用担当より〉
現在はPCでの作成が一般的です。しかし、手書きで作成することにより、他の応募者と差別化され印象に残るメリットもあります。手書きの場合、直筆の文字から人柄を感じることもできます。くれぐれも手書きで作成をする場合は、丁寧な文字で作成をしましょう。しかし、IT業界の企業の場合は「手書きなんて古い、効率が悪い」「IT企業を志望しているのにパソコンを使用していない」という印象を与えてしまう可能性もあるので、企業を踏まえどちらが良いかきちんと見極めるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?採用担当の立場を考えた職務経歴書を作成できそうでしょうか?
自分が書きたい内容を一方的に記載するのではなく、採用担当の立場に立ち作成することがポイントです。また、職務経歴書に記載をする内容は、面接の際に詳細を聞かれるので、詳細まで話せるように準備をしておきましょう!