グーグルが活用するワークサンプルテストとは?

こんにちは、体験入社事務局です。
「グーグルが活用するワークサンプルテストとは?」をご覧いただきありがとうございます。
『体験入社』の開発・運営している当社では、
ワークサンプルテストに関するナレッジが蓄積されており、
企業様よりワークサンプルテストの導入に向けたご相談をいただいております。
そんな体験入社事務局が、
あなたの
「ワークサンプルテストについて知りたい」
「ワークサンプルテストの効果とは?」
「ワークサンプルテストの事例を知りたい」
という気持ちを解決いたします!
最後には、ワークサンプルテスト相談フォームもありますので、
質問などございましたら、お気軽に相談ください。
目次
▶ ワークサンプルテストとは?
▶ ワークサンプルテストの効果
▶ 今後、ワークサンプルテストが重要になる理由
▶ ワークサンプルテストの事例とは?
■ワークサンプルテストとは?
ワークサンプルテストとは、採用選考を受けている求職者に、採用された場合の職務に似た仕事を体験してもらうことです。体験によって得られた情報を選考の判断材料として使用します。
ワークサンプルテストは、「半日〜1日体験入社」「面接後」「リモート体験入社」のいずれかで実施されます。
面接に合格した求職者を対象に行うパターンが多いです。
■ワークサンプルテストの効果
企業は「面接」で求職者の実際のスキルを把握することは、非常に難しいですが、
「半日〜1日体験入社」「面接後」「リモート体験入社」のいずれかでワークサンプルテストを実施すれば、求職者の実際のスキルを高い確率で把握できます。
求職者もワークサンプルテストを通じて、採用された場合の職務に似た仕事を体験することにより、入社後のギャップを減らせます。
採用のミスマッチを防げることがワークサンプルテストの大きな効果です。
また、求職者にとっても仕事を体験することで入社後のギャップを減らせるというメリットがあるため、採用広報で活用すれば採用競合との差別化になり、候補者集団形成にも繋げられます。
いきなり「半日〜1日体験入社」や「リモート体験入社」をすることが難しい場合は、「面接後」からはじめることをおすすめします。
■今後、ワークサンプルテストが重要になる理由
新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する中、有効求人倍率は1.04倍(12月1日発表)と依然として厳しい雇用情勢が続いています。
現在、企業は「未経験採用」を抑制し、スキルを保有した「経験者採用」を重視する傾向が強くなっています。この状況はしばらく継続することが考えられます。
「経験者採用」においては、次の2点が重要になります。
【1】選考過程で本当のスキルの確認
「面接」のみで、求職者の実際のスキルを把握することは、非常に難しいです。
なぜなら、面接では実際のスキルを確認する機会がないのと、職務経歴書は自己申告ベースなので実際のスキルを把握すること自体が難しいからです。
ワークサンプルテストを通じて、実際のスキルを把握する必要があります。
【2】入社後の定着率・エンゲージメントの向上
競争倍率が高い経験者を採用できたとしても、入社後のパフォーマンスが低かったり、早期離職が発生してしまったら大きな損出です。
ワークサンプルテストを通じて、選考過程で採用された場合の職務に似た仕事を体験してもらうことにより、入社後のギャップを減らし、定着率・エンゲージメントの向上が実現できます。
今後、労働生産性を高めるためにも、日本企業独自の「メンバーシップ型採用」から、欧米諸国で用いられているスキルを基準にした採用「ジョブ型採用」が主流になる可能性は非常に高いです。そのため、経験者採用の成功が企業成長に大きく影響を及ぼすと考えられます。
経験者採用を成功させるためには、ワークサンプルテストが重要になります。
■人事・採用担当の皆さんへ
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■ワークサンプルテストの事例とは?
採用試験はハーバード大の25倍の倍率で有名なグーグルの採用選考では、ワークサンプルテストが活用されています。
グーグルの元人事担当上級副社長の、ラズロ・ボック氏は次のように述べています。
「ある人の職務能力を予測するための最善の指標は、ワークサンプルテストである。これは、採用された場合に担当する職務に似た仕事のサンプルを応募者に与え、その出来栄えを評価するものだ」
引用元:「ワーク・ルールズ!君の生き方とリーダーシップを変える」
著者:ラズロ・ボック(世界最高の職場を設計した、グーグル元人事担当上級副社長。マッキンゼーやGE勤務を経て、2006年にグーグル入社。従業員が6000人から6万人に増えていく過程で、グーグルの人事システムを設計し、進化させてきた責任者。)
当書では、次のデータも示されています。
面接対象者の職務能力をさまざまなテストで、どれだけ判断できるかについての研究を行い、以下のデータが出ています。
■職務能力を判断できる確率
・ワークサンプルテスト 29%
・構造化面接(同じ職務に応募している人に同じ面接手法を使って評価する面接) 26%
・一般認識能力テスト 26%
・通常の面接(非構造的面接)14%
・誠実性評価 10%
・身元照会 7%
・職務経験年数 3%
・筆跡による能力解析 0.04%
職務能力を正しく判断する手法において、ワークサンプルテストが最も有効的であることはデータでも証明されています。
さらに職務能力を正しく判断するためには、ワークサンプルテストの他にも構造化面接も実施した方がいいと考えられます。
■日本企業でのワークサンプルテストの事例は?
日本企業においては 「半日〜1日体験入社」「面接後」にてワークサンプルテストを実施している企業があります。
具体的な事例を紹介いたします。
■「半日〜1日体験入社」ワークサンプルテスト実施例
・Chatwork株式会社
アスリートであれば、経歴書に記載してある経歴・実績と実際のスキルはマッチしていると思います。しかし、求職者の場合は、それがマッチしていないことも考えられます。そもそも、職務経歴書は自己申告ベースなので、本当のスキルを把握すること自体が難しいと考えています。
体験入社では、課題を出させていただきます。「情報収集~分析~課題解決案の発表~フィードバック」を1日かけて行いますので、課題を通じて実際のスキルをだいたい把握することができます。課題は、選考ポジションに合わせたレベルの内容をマネージャーが作成します。(以上、一部抜粋)
【ワークサンプルテストの実施タイミング】
・書類選考
・1次面接(部門のマネージャーが行い、主にスキル面などの判断をします)
・2次面接(人事が行い、主にカルチャーフィットと入社後にキャリア形成をできるか判断します)
・1日体験入社(2次面接合格後、日程を調整し体験入社を行います)
・最終面接(社長と募集部門を管掌する役員が行い、体験入社の内容も踏まえ、選考結果を判断します。基本、体験入社と同日に行います)
【体験入社のスケジュール、ワーサクンプルテスト例】
・10時 挨拶、紹介
全員の前で挨拶をしていただきます。1日フォローをしてくれるマネージャーより、体験入社される方のことを紹介いたします。
・10時30分 本日の流れを説明・オフィス見学
マネージャーより1日体験入社の流れを説明いたします。その後、オフィスの見学や説明をさせていただきます。
・11時 自己紹介シートの記載
自己紹介シートを記載いただきます。自己紹介シートには、任意で趣味なども記載いただき、シートの記載が完了したら社内チャットで共有をします。同じ趣味のメンバーがいたら盛り上がったりします。
・11時30分 課題の共有、課題解決のための情報収集
選考を受けている部署で1日過ごしていただきます。課題は部署で実際に抱えている問題を出させていただくことが多いです。そのため、課題解決のための情報収集は、業務をしているメンバーへヒアリングを行ったりします。
・13時 会社の近くでランチ!
13~14時が基本のランチタイムになっています。部署のメンバー2~3人と一緒にランチに行きます。一緒に働く可能性があるメンバーから生の声を聞くことができます。「会社の雰囲気はどのような雰囲気か」「実際の業務内容はどのような内容か」などを聞くことができます。また、ランチは仕事中よりもリラックスした状態なので、お互いに自然体の姿を確かめることもでます。
・14時 課題解決の発表準備、メンバーに相談
情報収集した内容を分析し解決案を考えます。解決案がまとまってきたら、メンバーに相談をして、解決案をブラッシュアップしていきます。
・16時 課題解決の発表
解決案をマネージャーに対して、発表をしていただきます。発表後には、しっかりフィードバックがあります。場合によっては、再度、発表を行うこともあります。
・17時 最終面接
課題解決の発表が終わりましたら、最終面接になります。最終面接の内容、体験入社の内容を踏まえ、選考結果が2~3日後に連絡がきます。
・18~19時 終了!
■「面接後」ワークサンプルテスト実施例
・株式会社カオナビ
【ワークサンプルテストの実施タイミング】
書類選考合格後にワークサンプルテストの内容をお送りいたします。
1次面接までに内容に対しての解決案を考えていただき、1次面接の際に解決案を発表いただきます。
※現在、1次面接はオンライン面接にて実施しています。
【ワークサンプルテスト例】
現在、顧客獲得においてかかえている問題をどのようなマーケティング施策で解決するか? など
※実際の内容は、もっと具体的な内容になります。・ワークサンプルテストの魅力
ワークサンプルテストでは、入社後にお任せする仕事内容に関しての課題を出させていただきます。
そのため、入社前に入社後の仕事内容をイメージできたり、どのようなスキルが活かせそうかを知ることができ、入社後のギャップを防止できます。
■仕事のリアルな情報が見られる転職サイト『体験入社』について
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「体験入社」「職場見学」の実施、または「体験入社動画」を見ることにより、求職者さんは採用前に「社風や一緒に働く人と相性が合うか」「仕事内容が合うか」「働き方のスタイルが合うか」などを確かめられます。
企業様も、採用前に「カルチャーフィット」「スキルフィット」などを確かめられます。それにより、入社後のミスマッチを防ぎ、定着率・エンゲージメントの向上が実現されます。体験入社の採用のミスマッチを防ぐ効果は、採用理論「RJP理論」でも証明されています。
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■体験入社動画例
・ウェルスナビ株式会社
【体験入社職種】
エンジニア
今注目のフィンテック企業、ウェルスナビ株式会社さまの「エンジニア職」に体験入社させていただきました!
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・アペックス株式会社
【体験入社職種】
技術職
半導体製造装置などを扱う日本を代表するメーカー、アペックス株式会社さまの「技術職」に体験入社させていただきました!工場の体験入社もご覧いただけます!
アペックス株式会社さまの体験入社動画の再生はこちらより!
・株式会社SHIFT
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・株式会社リブセンス
【体験入社職種】
セールス、エンジニア
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■体験入社動画の一覧はこちらより
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