こんにちは、体験入社事務局です。
「タレントプールの事例と3つのメリット」をご覧いただきありがとうございます。
タレントプールの必要性は、米国の経営コンサルティング大手マッキンゼー・アンド・カンパニーの人材獲得・育成の調査報告書『The War for Talent』の中でも指摘されています。優れた人材の獲得と育成が企業の成長の鍵であり、人材獲得の競争社会の中、タレントプールが必要であると伝えています。
体験入社事務局は人材業界を経験しているメンバーにより構成されています。そのため、タレントプールに関する知識が豊富にあります。
そんな体験入社事務局が、
あなたの
「タレントプールの事例を知りたい」
「タレントプールとはなにか知りたい」
「タレントプールのメリットを知りたい」
という気持ちを解決いたします!
ぜひ、お役に立てると幸いです!
目次
▶ タレントプールの意味とは?
▶ タレントプールの3つのメリットとは?
▶ タレントプールの事例とは?
タレントプールの意味とは?
「タレント(Talent)」「プール(Pool)」という英語の意味はご存知でしょうか?
「タレント(Talent)」は「才能」、
「プール(Pool)」は「蓄える」という意味です!
そのため、「タレントプール(TalentPool)」を直訳すると「才能を蓄える」という意味です。
「才能を蓄える」採用手法である「タレントプール」とは具体的にはどのような内容でしょうか?
タレントプールとは?
タレントプールとは「今後、採用候補になる可能性のある人材」を蓄えるデータベースのことを指します。
「今後、採用候補になる可能性の人材」とは、どのような人材でしょうか?」
こんなことはないでしょうか?
「採用したい人材だが、選考辞退・内定辞退されてしまった」
「採用したい人材だが、採用基準にギリギリ満たず採用できない」
「自社のことをいいと思ってくれてる人材がいるが、別に転職する気はなさそう」
以上のような、採用選考で条件がマッチせずに不採用となったり、選考辞退・内定辞退された人材や、今すぐ転職する気はないが貴社に興味を持っている人材が「今後、採用候補になる可能性の人材」です!
タレントプールではこのような人材とつながりを保ち続け、定期的にコンタクトを取ります。それにより、お互いの状況が変わった際に条件がマッチングして採用につながる可能性があります。
昨今の優秀な人材の採用が激化する中、採用ポジションがオープンになったタイミングで採用候補者を集めていたら、なかなか優秀な人材をスピーディーに採用できません。
タレントプールにより「今後、採用候補になる可能性の人材」とつながりを保ち続けることにより、採用ポジションがオープンになったタイミングで既に採用候補者がいる状態になってり、優秀な人材をスピーディーに採用できる可能性を高められます。また、求人広告や人材紹介などの採用コストも抑えることができます。
タレントプールは短期的に成果が出るものではありません。長期的に成果が出る昨今の採用市場においては効果的な採用手法です。
つながりを保ち続ける、定期的なコンタクト方法とは?
タレントプールにおいて重要なのは、先に述べたように「今後、採用候補になる可能性の人材」とつながりを保ち続け、定期的なコンタクトを取ることです!
では、どのようにして定期的なコンタクトを取ればいいのでしょうか?
具体的な方法を紹介いたします。
・タレントプール人材向けのメルマガ配信
・社内で開催している勉強会に呼ぶ
・FacebookなどのSNSでつながり情報共有
・個別連絡にて近況のヒアリング(「最近いかがお過ごしでしょうか」)
・個別ランチの実施 など
つながりを保ち続け、マッチングした採用ポジションがオープンしたら、いつでも声を掛けられる関係性を築くことが大切です。
タレントプールの3つのメリットとは?
タレントプールには様々なメリットがあります。メリットを3つに絞り紹介いたします。
タレントプールの3つのメリット
①定着率の高い人材を採用できる
②採用単価を削減できる
③採用ポジションがオープンになった際、スピーディーに採用できる
①定着率の高い人材を採用できる
定着率の高い人材を採用できることは、タレントプールにおける一番のメリットであると私たちは考えています。今後の採用市場を考えると、採用数の確保をするより、採用した人材の定着率を向上させることが重要になるからです。
なぜ、タレントプールでは定着率の高い人材を採用できると思いますか?
タレントプールでは「つながりを保ち続け、定期的なコンタクト」を取ります。それにより、採用の機会が訪れるまで通常の採用選考では伝えきれない自社の情報を企業が伝えられたり、通常の採用選考では知ることのできなかった採用候補者のスキルや志向性、性格などを知ることができマッチング精度を高めることができます。
そのため、お互いが入社後のミスマッチを感じる可能性が低くなり、定着率が高くなります。
②採用単価を削減できる
タレントプールを通じた採用では、求人広告や人材紹介と比較して約100万円以上の採用単価を削減できることもあります!
求人広告の場合、掲載費用が約50~100万円掛かり、有効求人倍率が過去最高水準の今は確実に採用できるかどうかもわかりません。
人材紹介の場合は、確実に採用ができてからの費用発生になりますが、成果報酬額が年収の30%(一般的な相場)のため、年収500万円の人材を採用したら150万円の費用が発生します。
タレントプールを通じた採用では、費用が掛りません。約100万円以上の採用単価を削減することも可能です。そして、タレントプールを通じた採用が増えるほど採用費用の削減につながります。
しかし、タレントプールは短期的に成果が出るものではありません。長期的にタレントプールを構築していくことにより、採用費用の削減に大きくつながります。
③採用ポジションがオープンになった際、スピーディーに採用できる
タレントプールが無ければ、採用ポジションがオープンになった際に、求人広告や人材紹介などの採用手法により採用候補者の母集団形成をしなくてはなりません。
求人広告や人材紹介にて採用をする場合、採用ポジションをオープンにしてから入社に至るまでは、平均4~5ヶ月の期間がかかります。
一方、タレントプールの場合はタレントプールにマッチングした人材がいれば、1~2ヶ月で入社に至ることも可能性です。
通常の採用手法と比較し、約3ヶ月も早く人材を獲得できるタレントプールは魅力的です。
タレントプールの事例とは?
タレントプールにては、ご理解いただけましたでしょうか?
そうなると、タレントプールの事例が気になってくると思います。
そこで、タレントプールを活用し、創業約7年で従業員数が約200名まで成長したIT系ベンチャー企業の事例をご紹介いたします。
この企業の採用手法は「求人広告」「転職イベントへの出展」「リファラル採用」が主な採用手法になります。それぞれの採用手法におけるタレントプールの構築方法について説明いたします。
求人広告
求人広告は、一定期間でより多くの母集団を形成することに優れています。しかし、有効求人倍率が過去最高水準の昨今、最終的に採用に至るのは50名の応募があったとしても約1名程です。しかし、内定は3~5名に出しています。内定辞退が多く発生している問題があります。また、選考中の辞退も発生しています。
普通はそのような人材に対して、選考終了後も連絡を取り続けることはありません。しかし、この会社では辞退連絡が来た際に、今後メールやSNSを通じて自社の情報の発信や、勉強の案内をしていいか確認をして、OKだった人材に対してはつながりを保ち続け、定期的なコンタクトを取り、タレントプールのデータベースを構築しています。
転職イベント
転職イベントは、一日でより多くの人材と会うことに優れています。しかし「転職潜在層」が多く、今すぐ転職をする気はないという人材が多い傾向があります。
タレントプールの考えが無い場合は、そのような人材は選考の対象にはならず、今後連絡を取ることはないと思います。しかし、この会社では転職イベントにおいては、「転職潜在層」との出会いを重要にしています。なぜなら、転職潜在層には優秀な人材も多く、いずれ転職するタイミングは訪れるため、タレントプールの人材として適しているからです。
そのため、すぐには選考につながらない転職潜在層に対しては、今後メールやSNSを通じて自社の情報の発信や、勉強の案内をしていいか確認をして、OKだった人材に対してはつながりを保ち続け、定期的なコンタクトを取り、タレントプールのデータベースを構築しています。
リファラル採用
リファラル採用は、社員に知人・友人を紹介・推薦してもらって行う採用手法のことです。アメリカのIT企業が導入したことから広まり、最近では日本でも取り入れている企業も増えてきます。自社をよく知る社員からの紹介のため、リファラル採用は他の採用手法と比較しマッチング率も高いとされています。また、採用コストも抑えられとして注目を集めています。
リファラル採用は、マッチング率も高く採用コストも抑えられ、ベストな採用手法ですが、社員の知人・友人が採用ポジションがオープンしているタイミングに転職活動しているとは限らないため、なかなか多くの人材をリファラル採用を通じて採用するのが難しい現状があります。
しかし、リファラル採用においてタレントプールを適用すると、より多くの人材をリファラル採用を通じて採用することが可能になります。
この会社では、それを実現しています。
具体的には、社員に採用選考を受けたいと思っている知人・友人を紹介してもうらのではなく、自社になんとなく興味を持っている人材にオフィス見学や体験入社にきてもらいます。それによりつながりをつくり、今後メールやSNSを通じて自社の情報の発信や、勉強の案内をしていいか確認をして、OKだった人材に対してはつながりを保ち続け、定期的なコンタクトを取り、タレントプールのデータベースを構築しています。
以上でございます。
ぜひ、貴社でも取り入れられる内容がありましたら参考にしてみてください!
リファラル採用について、詳しく知るには
最後に
タレントプールについて参考になりましたでしょうか?
少しでも、お役に立てたなら私たちはうれしく思います!
もし、何か不明な点や質問などございましたら、こちらよりお待ちしております。
ご覧いただきありがとうございました。
体験入社事務局クライアントサポートチーム
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